車いす使用で起こる体のこわばりやむくみを和らげる訪問マッサージの活用法
車いすで毎日を過ごされているご本人や、日々その介助を続けていらっしゃるご家族の皆様、日々の生活のなかでお困りごとはございませんでしょうか。
「長い時間座ったままでいると、腰や背中が重だるく感じてくる」
「足先が冷えてパンパンにむくんでしまう」
「膝や股関節が曲がったまま固まってしまい、ベッドへの移乗が一苦労になっている」
このように、車いすを使用されている方には特有のお体の悩みが多くみられます。ご自宅から自力で通院することが難しくなると、医療機関でのリハビリを受けたくても通えないという状況に直面しがちです。
はじめまして、つかさ訪問マッサージです。神奈川県小田原市を中心に、南足柄市や大磯町などの地域で、病気や障害、ご高齢により通院が困難な方のご自宅や施設へ伺い、医療マッサージや鍼灸、機能訓練を提供しております。運営元の有限会社サポートライフ西湘では25年にわたり介護施設やグループホームを運営しており、介護の現場に寄り添いながら地域の方々の健康維持をお手伝いしてきました。
本記事では、車いす使用に伴う身体への影響や、ご自宅で受けられる訪問マッサージ・鍼灸のアプローチについて詳しくお伝えします。
車いす使用が続くことで生じやすい体の負担や悩み
車いすは日常生活の移動や座位保持を助ける心強い福祉用具ですが、長時間の利用が日常化すると、身体の特定の部位へ負担が集中しやすくなります。
筋肉のこわばりと血流・リンパの滞り
車いすに腰掛けた状態が長く続くと、腰や背中、臀部(お尻)の筋肉が同じ姿勢を支え続けるため、緊張が解けにくくなります。また、足を下げた姿勢を維持し続けることで、重力の影響を受けて下肢の血流やリンパ液の巡りが滞りやすくなります。
多くのお客様からも「夕方になると靴下の跡が深く残るほど足が張ってしまう」「足先が冷たくて眠りに入りにくい」といったお声をいただいています。血行が滞ると、冷えやだるさだけでなく、筋肉自体の柔軟性も低下しやすくなります。
関節の拘縮(こうしゅく)と変形のリスク
車いすで過ごす時間が長くなると、股関節や膝関節、足首が曲がった状態で固定されがちです。人間のお体は動かさない期間が長くなると、関節周囲の筋肉や腱が縮んで固まる「関節拘縮」を起こしやすくなります。
関節が固まってしまうと、次のような日常生活の支障につながりやすくなります。
| 影響を受ける部位 | 生じやすい状態 | 日常生活への影響 |
|---|---|---|
| 股関節・骨盤まわり | 前かがみの姿勢、骨盤の傾き | 座位バランスが崩れ、姿勢の崩れやすさにつながる |
| 膝関節 | 曲がったまま伸びにくくなる | 立位や移乗の際、足底に体重を乗せにくくなる |
| 足関節(足首) | つま先が下がった状態で固まる | フットレストへの足置きや靴の脱ぎ履きが難しくなる |
| 首・肩・背中 | 頭部が前に突き出た丸まり姿勢 | 呼吸が浅くなりやすく、肩や首の強い張りにつながる |
このように関節の可動域が狭くなると、着替えやオムツ交換、車いすからベッドへの移乗介助を行うご家族にとっても、身体的な負担が大きく増える要因となります。
廃用症候群による筋力低下の進行
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害後遺症、パーキンソン病や脊髄損傷といった神経難病、骨折後の長期安静などにより、活動量が減ってしまうと、全身の筋肉が衰える「廃用症候群」が進みやすくなります。ご自身で動かす機会が減ることで、座る姿勢を保つことすら疲れてしまい、さらにベッドで横になる時間が増えるという悪循環に陥ることも珍しくありません。
訪問マッサージ・鍼灸による身体ケアと機能維持のアプローチ
通院が難しい状態であっても、国家資格を持つ施術者がご自宅へ伺う訪問マッサージであれば、車いすのままでも、あるいはベッドに横になった楽な姿勢でも施術を受けていただけます。医療保険が適用されるため、自己負担額を抑えながら継続的なケアを受けられる点も特徴です。
つかさ訪問マッサージでは、お一人おひとりの身体状況やお悩みに合わせ、主に3つの施術を組み合わせて対応しています。
1. 医療マッサージによる緊張緩和と循環促進
マッサージ施術では、過度に緊張して硬くなった筋肉を心地よい力加減でほぐしていきます。
- 下肢のリンパ・血流ケア:ふくらはぎや足先を中心としたマッサージを行い、滞りがちな静脈血やリンパ液の循環を促します。これにより、足のむくみや重だるさの緩和、冷えの軽減を目指します。
- 背部や臀部の緊張緩和:座位保持で常に圧迫を受けやすいお尻まわりや、姿勢を支える背骨沿いの筋肉を丁寧にゆるめます。筋肉のこわばりがやわらぐことで、車いすに深く腰掛けやすくなります。
2. はり・きゅうによる深部の痛みと自律神経への働きかけ
深部のしつこい痛みや神経痛、関節の不快感に対しては、はり・きゅうの施術が役立ちます。
- はり施術:指圧だけでは届きにくい深い層の筋肉やツボを刺激し、緊張を解きほぐして痛みの緩和を目指します。
- きゅう施術:お体に心地よい温熱刺激を与え、血行を促進して冷えを取り除きます。自律神経の働きを整える作用も期待でき、夜間の良眠やリラックスにもつながります。
痛みが和らぐことで日中の表情が穏やかになり、車いすでの生活時間を前向きに過ごされる方が多くいらっしゃいます。
3. 関節可動域訓練・ストレッチによる基本動作の維持
固まりかけた関節を無理なくゆっくりと動かす徒手矯正やストレッチを行います。
- 関節可動域の拡大:股関節、膝関節、足首などを他動的(施術者の手)に動かすことで、拘縮の予防や改善を目指します。
- 基本動作のサポート:座る姿勢の安定、立ち上がり、車いすへの移乗動作に必要な柔軟性を保つことで、介助者の負担軽減やご本人の自立度維持を後押しします。
介護施設運営の経験を活かしたコミュニケーション
有限会社サポートライフ西湘では、グループホーム「ローズハウス」をはじめとする介護施設を25年間にわたり運営してきました。そのため、認知症をお持ちの方や、新しいことへの不安・拒否感が強い方に対しても、安心していただける丁寧な声かけと接遇を徹底しております。
「触られるのを嫌がったらどうしよう」「うまくコミュニケーションが取れるか心配」とお考えのご家族の方も、まずは気兼ねなくご相談ください。
ご自宅で無理なく続けられるケアの流れとご相談方法
訪問マッサージを始めるにあたっては、複雑な手続きをご自身だけで進める必要はありません。つかさ訪問マッサージでは、制度の活用から医師の同意書取得まで手厚くサポートを行っております。
医療保険(健康保険)の適用について
訪問マッサージ・鍼灸は、介護保険の枠外(医療保険扱い)でご利用いただけます。そのため、介護保険の支給限度額がいっぱいになっている方でも、ケアプランの限度額を気にすることなく併用していただけます。
- 対象となる方:歩行困難や寝たきりなど、自力での通院が困難な状態にあり、医師からマッサージや鍼灸の必要性を認める「同意書」を交付された方
- 費用面:健康保険の自己負担割合(1割〜3割)が適用されます。費用の負担感は比較的少額で済むため、長期的な体調維持やリハビリとして継続しやすい仕組みとなっています
施術開始までのステップ
- お問い合わせ・ご相談
現在のお体の状態、車いす使用時の困りごと、ご希望の訪問日時などをお聞かせください。 - 無料体験・丁寧なカウンセリング
施術者がご自宅やご入居施設へお伺いし、お体の状態を拝見しながら実際の施術を体験していただきます。 - 医師の同意書の準備
かかりつけ医へ記入していただく同意書用紙を当院でご用意し、取得手順のご案内や医療機関への連携をサポートします。 - 施術プランの決定と訪問開始
同意書の発行後、ご本人のお体の状態や生活リズムに合わせた日程で、定期的な訪問施術をスタートします。
車いすで過ごす時間が長いからといって、体の固まりや痛みを仕方がないと諦める必要はありません。定期的な血流ケアや関節運動を取り入れることで、日々の身体的なつらさを和らげ、少しでも快適に日常を過ごせるようサポートいたします。
小田原市、南足柄市、大磯町で車いすをご使用のご家族のケアにお悩みの方は、つかさ訪問マッサージへどうぞお気軽にご相談ください。
お電話でのご相談は、0465-42-9031(受付時間:平日9:00〜18:00)にて承っております。また、ウェブサイトのお問い合わせフォームからは24時間いつでもご相談・ご予約を受け付けております。ご自宅へ訪問し、お力になれる日を心よりお待ちしております。

